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2017-11

1037話 西加奈子著「サラバ!」を読み終えて - 2017.11.30 Thu

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 数日前に西加奈子著「サラバ!」を読み終えました。
 11月の上旬から、のんびりと読んでいたので、2週間以上、不思議な気分を味わうことができました。


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 その間に秋が深まってきた。

 「サラバ!」が、小説を読んでいるというよりも、通夜に集まった家族それぞれの思い出話を聞いているような、全てを肯定せざるをえない気分に引きずり込むのは、なぜでしょうか。
 外界・状況の感覚受容器となっている゛圷 歩(あくつ あゆむ)”の心の中が、事実関係と同等に、さして感情の色付けをすることなく記述されているためかもしれない。
 いゆる私小説的な世界と違い、゛歩”自体が、主役ではなく、脇役のようにふるまっていることで、それは成立している。
 

 姉、母親の心の病を思わせる行動や、逆の意味で極端な父親の行動。まわりの人々も、淡々と、すごい渦を起こしている。
そんな中で、゛歩”が平衡を得るためは、書くことしかないというのは、分かる。

 ただ、最終節(63節)については、納得できない。急に現実の世界に戻された感じだ。
 ひょっとして、62節までは、西加奈子式催眠術をかけていたので、最後に手をパンと叩いて元に戻してくれたのでしょうか。

 とんでもない作品が、提供されました。
 (映画化するなよ! するんなら、何年か検討を重ねろっつーの)

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1036話 春風亭小朝師匠@多治見 - 2017.11.28 Tue

 東海労金にすこし預けてあるおかげで、たまに落語会の入場券が当たる。勝率は、かなり高い。
今回は、岐阜県多治見市での春風亭小朝師匠を中心とした会の案内をいただいた。

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 JR中央線多治見駅前(北側)
 高蔵寺駅から13分。となり街だ。駅から北へ徒歩15分で会場に到着。


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 開場する15分前には、会場の「バロー文化ホール」に着いたんですが、すでに、この行列。
ざっと見ただけで豊橋ナンバーの車が2台あったのが不思議。東名から中央道経由でしょうか。


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 開演25分前。満員です。以前、林家三平師匠の会で訪れたはずですが、記憶が飛んでいる。
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以下、演目の表示が無かったので、「 」の部分は推定ですが・・・

1. 三遊亭好也(前座)の「牛ほめ」: ヨタロウが新築の家と牛を褒めに行った噺で、ヨタロウ(あほ)噺なんですが、立て板に水すぎて、笑いが薄かったように思います。
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2. 小朝師匠の「源平盛衰記より、那須与一・壇ノ浦 扇の舞い落ち?」: 基本は古典なんでしょうが、トリヴィアと下ネタで大いに膨らませてあり、涙が出るほど笑えました。大脱線しているようで、最後はきちんと落ちがつけられるのはさすがですね。当たり前か。
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中入り10分間
 トイレへ行こうとして目が回った。酸欠か。

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3. 柳貴家雪之介さんによる太神楽: 古典的な曲芸ですが、最も危険なのは、出刃包丁2本をつかの部分で重ねて、一方は皿を回し、一方は演者のくわえた棒と接するというものです。一歩間違えば、出刃包丁が顔の上に落ちてくることになります。派手な演出はないのですが、本物の強みですね、万雷の拍手でした。
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4. 小朝師匠の新作もの「仮称 はかりごと?または男女脳?」: 男女の駆け引き・だまし合いを、放送では絶対できない下半身の話をこってりと盛り込み、どんでん返しのように落とした噺です。中高年女性が主体の観客層を見て選んだのでしょうね。綾小路きみまろと近い世界のように感じました。
 古典落語の名人というのでは飽き足らず、新しい方向を探っておられるのでしょうか。

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 帰り道 映画のセットのような、薄い奇妙な料亭

1035話 散歩しながら考える - 2017.11.23 Thu

 サンタ(M.シュナウザー)の散歩は、毎回1時間を超える(朝夕で2時間超え)ので、多少ものを考えるときがあります。グイグイ引っ張られて、余裕が無いので、あくまでも一瞬ですが。
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 例えば、サピエンス全史(ユヴァル・ノア・ハラリ著、柴田裕之訳、河出書房新社)で投げかけられた疑問・・・
「なぜ、パッとしない(不完全な)生き物である人類が、生き続け、増え続けているのか」
著者は、認知革命という考え方をしています。
宗教とか、国家とか、集団といった観念的な「共同幻想」みたいなものが、強い力を発揮したということで、すごく納得できます。

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 いまだ、そういったものを押し付ける力が強く、戦争から過労死まで、さまざまな不幸の原因となっています。
 心優しいネアンデルタール人は、なぜ絶滅したのか。
 悪い奴ほど出世する社会とつながっているのか。

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 これは高低差ですが、格差の発生も不思議です。
 能力、実績の差では説明できないくらい経済格差ができています。


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 人口の98%を占めるコツコツと働く人と、人口の2%以下の投資で稼ぐ人とは、異なった経済原理の中に住んでいるようです。資産のほとんどは、その2%の人が持っています。
(NHKEテレ、モーガン・フリーマン、時空を超えて「貧富の差をもたらすものは何か?」から)


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 電気を作る人、遠くへ送る人、家庭に配る人、使う人・・・金のある人は、ソーラー発電して節約、そうでもない人は、せっせと使って会社を儲けさせる。ナンチャッテ
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 2017年サピエンスの住居群

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 池を眺めていれば、無心になれる?

1034話 劇団東演 ベリャコーヴィッチ演出 喜劇「検察官」 - 2017.11.21 Tue

 名古屋演劇鑑賞会の11月例会で、ゴーゴリ原作の喜劇「検察官」を観ました。V.ベリャコーヴィッチ演出による劇団東演(ユーゴ・ザパト劇場と合同)の公演 ですが、 昨年12月に.ベリャコーヴィッチ氏が急逝されましたので、O.レウシン氏の演出でもあります。
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 演出のベリャコーヴィッチ氏には、奇才という冠が付いているのですが、今回の演劇を観てよく分かりました。
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 パンフレットの写真から伝わるかどうか分かりませんが、こんなにぎやかな雰囲気です。
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 話は、ご承知のように、中央政府の検察官がお忍びでやってくるという連絡を受けた地方の権力者や役人などの慌てふためきようを、ドタバタ喜劇風に描いたものです。

 しょうもない青年を検察官と間違えるのも、「おぬしも悪じゃのう」「お代官様こそ」といった後ろめたい部分(収賄とか忖度とか)を抱えているからでしょう。

 演出によっては、吉本新喜劇みたいになりそうですが(それはそれで面白そう)、ベリャコーヴィッチ氏の演出では、切れが良いが、ものすごくノイジーな身体の動きを中心に構成されていて、私のように体調不良のものは、はじめ、はじかれるような感覚を味わいました。ノイジーな身体の動きというのは、能のようにそぎ落として刀剣の刃先のようになるのとは逆に、ともかく全員が身体的な表現をし続けるということです(勝手に命名)。

一緒に観た人も、あれは運動量が半端じゃない、最後は、ばてるんじゃないかと、半ばあきれていました。


 それでも後半、だんだんと観客ももみほぐされ、最後の方は、全員一体になって手拍子を送るようになりました。

 ミュージカルのような歌と芝居の一体化とは別に、踊りと芝居の一体化(バレーよりも芝居中心)というのが存在しうることを示した作品でした。

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1033話 つぶやき程度 - 2017.11.18 Sat

 現在、これにハマっていまして時間がありません。体調も悪いし・・・
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 西加奈子著 「サラバ!」(小学館文庫、上・中・下)です。ヒット作が文庫本になりました。
 テヘランで生まれた男の子の波乱万丈すぎるぐらいの人生、あるいは成長の記録ですが、そこに惹かれたわけではありません。私自身、多少ややこしい家で育った少年だったし、転校生というのも経験しているので、ひとごととは思えないのです。
そんなわけで、しばらく、この本に胸倉をつかまれている状態です。

1032話 山辺の散歩道(尾張旭市)南ルートをちょっとだけ - 2017.11.16 Thu

 維摩池の西が出発点の゛山辺の散歩道・南ルート”をちょっとだけ歩いてみました。
 維摩池から御城田池、多度神社を経て城山公園(スカイワードあさひ、長池)に至るコースですが、その一部だけです。
 蜂に注意とか、マムシに注意とか書いてありましたが、なるほどといえる野趣あふれるコースでした。

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維摩池西の゛山辺の散歩道南ルート”入口

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いきなり山道

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見晴らしのきかない道が続く

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維摩池が見えるところもある

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高低差は少ないが、ぼんやり歩いているとこけそう

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人影が全く無く、イノシシぐらい出そう

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池だ!これが御城田池か

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池の縁を縫っていく道

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堰堤のようになっていて

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抜けると狭い田があった(御城田なんだろうか?)

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人の気配が強くなり

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住宅地に達した。スカイワード(タワー)が見える。すこし進むと多度神社への道だ。暗くなるので、ここで引き返す。

1031話 ・ガン治療(前立腺癌・骨転移)の副作用 ・サンタの秋散歩 - 2017.11.10 Fri

ガン治療(前立腺癌・骨転移)の副作用

 これについては、本(よくわかる最新医学「前立腺がん」、赤倉功一郎著)や、いろいろな資料に書かれているのですが、自分には関係ないと思っていました。しかし、2011年から始まり満7年ともなると、さすがに典型的な症状が出てきました。

・おそらく、放射線治療がらみ: 頻便(下痢ではなく、ちょっとずつ何回も出る)。下肢のかゆみ(乾燥肌みたいな)

・ホルモン療法の薬(ビカルタミド)がらみ: 触ると乳頭が痛い、ちょっとだけおっぱいが膨らみ気味。体重低下(約1kg)。筋力低下。

いずれも、よくあることのようです。


サンタの秋散歩

 涼しくなり(寒いくらい)、サンタの散歩コースが変わってきました。
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 雨が多い。 通りがかりの子供に「カワイイ」と言われたレインコート。もう暑くない。 雨の日は、最短距離。

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 天気が良いと、高低差の大きな遠き北方を目指す。今年の春以来だ。

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 緑が多くなった。紅葉した木々もある。

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     遠景の好きな犬。

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 遠くを見る。

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  森林公園(尾張旭市)大道平池

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  森林公園児童園でも。

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  森林公園芝生広場でも。歩きバイオリンの女の子を見ている。

 近くを見なくて側溝に落ちたこともありますが、9割方、至近距離注視なのは、人間と同じ。

1030話 変なもの見ました。 - 2017.11.04 Sat

 かなり良くなりましたが、寝ようとすると息が苦しくなります。

 鼻血は出なくなったんですが、鼻づまりがひどく、口呼吸が苦手なので、呼吸困難に陥りそうでした。

鼻については、机の中に眠っていた「アルガード鼻炎スプレー」で、劇的とはいえませんが、かなり良くなりました。


 あとは、極力ゆっくり呼吸するように気をつけることで寝られるようになりましたが、気管支が狭くなっている感じは残っています。
というわけで、眠りが浅く、軽い風邪にかかっているような気分です。(もっとも、これまでの人生、1/3は、こんな感じでしたが・・・)


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 同じように疲れたおっさんが、近所の公園の外周に・・・
サンタも怪しむ。

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 着ぐるみに近い大きさのクマかと思ったら、ワンコのようです。
・芸術表現
・いたずら
・風に当てて、干しているだけ
・カメラが仕掛けられていて、通りがかった人々の反応を観察
・遺体を入れて放置
 など考えられますが、ともかくでかい。

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  よくわからんけど、さいなら~

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 夢の中に出てきて、うなされたドローンは、別の公園に出現。
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 公園の展望台から、下の空間に浮いているところを写しました。

 スーツを着たおじさんが、操作していたんですが、高さ数メートルの低空をホバリングしているだけで、試運転のようにも見えました。

夢の中では、プロペラが6個だったけど、これは4個。ものすごく安定しているものなんですね。いろいろ使えそう。

 妙なのは、夢の一部が、シンクロニシティのように現れたこと。嬉しくもなく、ただただ妙なだけ。

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Author:dadebeso
愛知県尾張東部在住. 宗教的なものではありませんが,場所の持つ力に関心があります.また,ものごとの起きるタイミングという意味での時の力にも関心があります.そのほか,落語,オーディオは,子供のころからの趣味です.

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