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2020-07

1194話 山形県沖地震の疑問と仮解答 - 2019.06.24 Mon

 先週18日夜、ラジオを聞きながら風呂に入っていたら、「ピーポー 緊急地震速報です」との声で、番組終了。すぐに地震発生のニュースが流れました。(防水ラジオ使用)
時間差がなくて、被災地への実質的な効果は、あまり無かったかもしれませんが、速報が得られるというのは、安心感が違います。

 前日、テレ朝のドラマ「やすらぎの郷」で、緊急地震速報をネタにしていましたので、妙な一致に驚きました。

 そして、いろいろな疑問が浮かんできました。
そこで、手持ちの本を、ひっくり返してみることに

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 さて、最初の疑問点は、屋根瓦が落ちているのに、倒壊した家が少ないことです。
 これは、病院の待合室でよんでいた磯田道史さんの「天災から日本史を読み直す」(中公新書)にヒントがありました。

 豊臣秀吉の晩年を襲った「伏見地震」で、伏見城は倒壊したのに、天皇の御所は、瓦がすべて落ちたけれど建物本体は、なんともなかったとのこと。瓦が落ちることで建物を守る仕掛けになっていたようです。
 雪国で本体構造が強固なのと、写真でみると瓦を土で固定し、釘で固定していないことで、はじめの揺れで瓦が落ちて屋根が軽くなり、建物を守る効果があったのでしょう。


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 さらに「災害列島・危険情報地図」(成美堂出版)によると、
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震源に近い村上市(上図の上の方)は、新潟市(中央部)と違い、揺れにくい土地のようです。

 つぎの疑問点は、日本海側、とくに新潟付近で地震がおきるしくみです。ユーラシアプレートと北米プレートのせめぎ合いだったら太平洋側じゃないの? さらに疑問なのは、日本海東縁部という言葉が出てきたことです。

 これについては、中島淳一さんの「日本列島の下では何が起きているのか」(講談社)でやっと腑に落ちました。

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 従来言われていたプレートの様子

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 実際に発生した大きな地震

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 新しく提案されたプレートの配置

 アムールプレートはともかくとして、オホーツクプレートがあることで説明がつく地震が多い。

 どちらにしても、日本は割れ目(地震の巣)の中に居るようなものなので、揺れるのを前提で生きていく必要がありますね。


1133話 熱海の地形でふと思う - 2018.12.01 Sat

 アサ~ッ!
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 テレビを あまり見ない共同生活者が選んだ宿は、「ブラタモリ#27(2016/1/16)」の取材現場と同じでした。
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タモリさんの好物であろう 火山噴出物とか

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水冷破砕溶岩とか

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(ここは、今年の台風でガラスが割れたと 報道されていたところ

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波蝕台とか・・・

 伊豆東火山帯のおかげで、温泉が湧き出ていることが、分かる場所でした。
 もっと言えば、フォッサマグナの端っこでもあります。

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 そんな海岸斜面に庭園を造ったり
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ガラス張りのお店も造られていて

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アカオ ハーブ&ローズガーデンとして、散策できるようになっています。
(一旦、園内バスで最高部まで上がり、徒歩で降りる)

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 高低差大ですが、高齢の義母でも 難なく降りられました。

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 すごく急峻な地形に、斜面を削り、トンネルを掘り、橋を渡して、高層のホテルを建てるという、土建国家の集約のようなところを見て、昭和の元気が感じられました。

 そこで ふと思ったのですが、同様のことの現代版として「自然エネルギーを全部蓄えられる蓄電設備(技術)」とか 「人手1/100の食糧生産工場(技術)」などの国家プロジェクトの推進を、どこか打ち出さないかな~ということです。とくに既得権に縛られない 野党側に期待したいものです。

 なお、熱海の温泉は、しょっぱかった。

988話 タイムスリップしたような「笠松町 本町商店街」 - 2017.06.07 Wed

 義母と共同生活者の野暮用のため、岐阜県羽島郡笠松町にやってきました。隣の県とはいえ、木曽川をまたいだだけで、共同生活者の実家からは、10分もかかりません。ふたりが用事を済ませている間、本町商店街を徘徊。
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 まずは、このガソリンスタンドに感動です。前回通ったときは、機械も古かったんですが、今風になって、ちょっと残念。
 販売品目は、レギュラーガソリンと灯油で、ガソリンスタンドというよりも、油屋(石油商会)さんですね。ESSOの看板が、戦後モダニズム。


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 石油屋さんの前の道。古くは伊勢に向かう道路だったようです。

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 というのは、この柱に関の跡で、名古屋街道と伊勢路の分岐点と記されているので、わかりました。

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 通りを少し進むと、杉山邸(金、土、日、祝日は公開)をはじめ、

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和菓子屋さんなどの古い店構えの商店が並んでいます。(ちなみに、右端のポストに事務的な葉書を入れました。現代に届くんでしょうか)

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 黒板塀に見越しの松ですね

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 中央が、堤防のすぐ下の家


 前回も通っていたはずなのに、今回気づいたのは、「笠松町歴史未来館」、入場無料、月曜休館。

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外観を写してないので、内部のみ(撮影OK、確認済み)

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江戸幕府の直轄地だったので、こんなものも(行列の先頭で、カッコつけて回すんですよね)

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 これは、濃尾地震(1891.10.28)のコーナー。
 濃尾地震は、本ブログでも取り上げた根尾谷断層ができた日本史最大の内陸地震(M8)で、そのとき、岐阜-一宮断層が連動して、この辺りの建物は、ほぼ、崩壊・焼失したということです。ということは、今ある多くの建物は、それ以降のものなんでしょう。といっても126年経ってますから、明治の初期、幕末の雰囲気が残っているのがわかります。なお、右端の黒いものは、焼け跡の柱。アップで

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952話 瀬戸の粘土の謎が解けた「日本列島100万年史」 - 2017.03.06 Mon

 暖かくなってきたので、赤池タイヤさんで、夏タイヤに交換(会員制無償)。
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 留守番のサンタ(M.シュナウザー)は、窓越しに見送り。

 帰ってから、留守番のお駄賃で市民公園へ散歩に。
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 画面正面、市民公園の東は、粘土の採土場が広がっています。

 尾張東部に転居してきてから、ずーっと疑問に思っていた「どうして粘土がいっぱいあるの?」の答えが、山崎晴雄、久保純子著「日本列島100万年史」にありました。

 100万年前まで、東海湖盆という伊勢湾西岸から東濃・三河高原にいたる盆地があったそうです。(今の地形は、1回忘れましょう)
 瀬戸あたりが東の端で、西の端は、養老断層に至ります。

 瀬戸や知多半島付近、伊勢付近が、最初に堆積が進んで、淡水湖が埋められていった感じでしょう。(なお、ときどき聞く、この辺りまで海がきていたということは、痕跡がみられないそうです)


 近くの岡崎は、墓石に使う花崗岩で有名ですが、花崗岩の風化物が、瀬戸、土岐、常滑の谷や低地に堆積して、粘土になったということです。しかも、花崗岩の風化物だけで、混じりものがない良質な粘土(陶土)なので、陶磁器産業につながったわけです。
 まさにガッテン!

IMG_17032358c_convert_20170303215122.jpgクリックで拡大できます

 以上は各論ですが、この本の主題は、日本列島が今日の形になるまでの物語の方で、CGで動画になったら、100回観ても飽きない、壮大な作品になりそうです。
 長くなるので、講談社ブルーバックス「日本列島100万年史」を読んでいただくとして、衝撃を受けたキーワードは、「日本海開裂」です。チマチマした人間世界がばかばかしくなること受け合いです。

841話 日経サイエンスの地震記事(南海地震が近い) - 2016.06.03 Fri

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<好天の尾張東部高低差地域>空気も澄んでいる
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 じつは、「暗黒エネルギー」の方に興味があって日経サイエンス7月号を買ってみたのですが、△□○?!?状態で、読んでいる途中で気絶してしまいました。ブログの名称「場の力・・・・」にも関係する話ですが、紹介不能です。
「これだけかみ砕いて説明してやったのに、分からんかい!」「あほんだら!」とでも言われそうです。
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IMG_16061413i_convert_20160603190102.jpgクリックすると拡大できます

 で、次に興味のあった緊急特集「九州で大地震」を、個人的な興味中心に紹介します。
(内容は、引用ではなく、あくまでも素人が受け取ったイメージで、ザックリと書いていますので、ヨロシク)

◎またまた、専門家は、前から注目していた。
 東日本大震災のときも、2009年ぐらいからGPS観測点動きが変だと言っていたのに(国土地理院)、強い警告を出せないまま、その日を迎えてしまいました。
 今回も、地震の専門家は、16年前の予兆とも言える群発地震の後、観測拠点を設置して日奈久断層帯に注目していたのに、前兆をとらえられず、直前の警報は出せなかったということになります。

<M6~7として警告は出していた(九州大学)・・・ただし、「そう遠くない将来」発生という言い方>
何時が、はっきりしないと、自治体は動かない>
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(脱線:◎音屋さん向けにマグニチュードのイメージ提案(by dadebeso)
 M8は135dB、M7は105dB、M6は75dBといったところで、いかがでしょうか? M6とM7では、大きな違い。M6(75dB)は騒がしいが、M7(105dB)は、難聴になる)
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◎近くの火山に注意・・・割れ目ができ、噴火の可能性が高まっている
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◎巨大地震の導火線に火が付いている

 ブロック断層モデル(GPS観測点の動きに基づいて地表を分割)で見ると、同じブロックの北東端で、1995年に阪神・淡路大震災が、北西縁で今回の熊本地震、1990年の雲仙普賢岳噴火、南西縁で1997年にM6級地震、2011年霧島山噴火、等々が起きている。
 この元気が良すぎるブロックの南部一帯は、南海トラフ地震の震源域であり、M8級の地震(津波)が近づいていると考えるほうが自然だ。
 南海・東南海・東海連動地震が起きるかどうかは、別にして、南海地震が近いことは覚悟すべき

・・・という風に、読み取りました。

 古文書の例を見ても、百年単位で静かな時代があって、そのあと数年から数十年間隔で続けて地震が起きていることが記録されています。

 いずれにしても、震度7で、何も起きない家・施設にできれば、良いのですが

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プロフィール

dadebeso

Author:dadebeso
愛知県尾張東部在住. 宗教的なものではありませんが,場所の持つ力に関心があります.また,ものごとの起きるタイミングという意味での時の力にも関心があります.そのほか,落語,オーディオは,子供のころからの趣味です.

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